納骨堂に戻ってこられるご縁

2018年4月18日(水)

180418
昭和52(1977)年に今のビル型寺院が完成しました。
その時から境内のお墓から納骨堂に移っていただき始めました。
しかし当時は納骨堂よりお墓の方が良いという方が多くありました。

もちろん納骨堂に移るのを協力してくださった方は多数いらっしゃいました。
しかしお墓がなくなるのを嫌って他所のお寺へ移られた方もありました。
お寺は移らない代わりにお墓を墓園に引っ越された方もありました。

41年の時を経た今ではお墓から納骨堂へ改葬して引っ越される方が増えました。
他所のお寺へ移られたけどお子さまの代になって納骨堂に改葬して戻られた方もありました。
お寺だけを墓園へ移された方でも次の代になって納骨堂に改葬して戻られた方もありました。

平和記念公園では資料館の下を掘り返す原爆遺物調査の工事が続けられています。
70年以上も経た今ごろになっても被爆当初の遺物がたくさん出てくるようです。
いろいろあって時が流れた今、ご縁が切れずにつながっていたことを有り難く思います。