花のように朽ちて自然に還れたら
2018年4月13日(金)
いろんな場面で墓じまいの相談を受けることがあります。
ご先祖さまがずっと入っていらしたお墓を継がれる方が田舎に残っていない・・・
その田舎にあるお墓をどうにかしないといけないと思われていることがほとんどです。
昔のように生まれた土地の近くで最期まで生きるという人が激減しました。
そしてお墓の後継ぎになる人がお墓のある地に住んでいないことが増えました。
お墓を残したままにすると次世代に負担を残すのでどうにかしたいという相談がほとんどです。
お墓をお引っ越しするというときには中に入っているお骨を移されることになります。
お墓に入っておられるご先祖さまのお骨が、生きていらした地を離れることになるわけです。
それを思うと寂寥感を覚えるというか何とも言えない気持ちになるというか。
無責任に放棄する訳にはいかないと思っていただけることはとても有り難いことです。
お墓を移してお骨も移されたとしても、そこに次世代が居続けるとは限りません。
30年先とか50年先に、次はどのようになってゆくことになるのでしょう・・・
一輪のチューリップが美しく花開いていました。
時がきたら自然と球根から芽を出して咲く花たち。
咲き終えたら朽ちて自然に還るだけの花たちが少し羨ましく思えたりします。。。