仏跡を巡る 〜仏を傷つける〜 2018年4月3日(火) 仏跡を巡る旅の3日目はカンボジア隣国のタイに来ました。午後から雨が降りそうだという予報が外れてくれて助かりました。カンボジアの前年に世界遺産登録されたアユタヤのお寺を巡っています。 アユタヤはミャンマーと何度も戦を繰り返してきていました。陸続きで隣り合っている国どうしの争いは何度も繰り返されるものです。戦に負けると略奪を受ける中にお寺の中も含まれていました。 石を刻まれた仏さまの首から上が地面に転がされていたのが木の根に囲まれてました。下から順に組み上げられているので首から上を引っこ抜くのはよくあったそうです。体内に宝物が入っていないかの確認するために引き抜いては脇に転がしていたとか。 仏さまのお身体を傷つけてしまったことが、いま人を惹きつける魅力になっています。世界遺産ということもあってアユタヤを観光される方が多くいらっしゃいます。その時には「仏さまは傷つけてはならない」ことも感じていただきたいものです。 シェア Tweet