良い加減な力の抜け具合の写仏

2018年3月19日(月)

180319
昨日の午後は今月のお寺カフェの時間でした。
お一人が先日お寺に来られたご年配男性でした。
興味を持たれて実際にやってみようとご足労くださいました。

選ばれたのは切仏ではなく写仏で、筆文字ペンでなぞり描きをされました。
思いのほか短時間で終えられ印を押してマイブッダの完成となりました。
よく拝見したら下絵の薄い線を適度に取捨選択していらっしゃいました。

眼鏡をお忘れだったそうで、もしかしたらそれが良かったのかも知れません。
たとえば円い光背は、ブレたり途切れたりしている感じがステキというか。
近くで見たら描き残しがありますが、その度合いが全体的な魅力に映ります。

良い加減な力の抜け具合というのも大事にしなさい、と教わったように思いました。