正しい三寒四温

2018年3月15日(木)

180315
縁がなくて使わなければ知らない言葉があるのは当然でしょう。
とはいえ「三寒四温」を全く知らなかったというのは驚きました。
ところが出身地が鹿児島の島嶼部だと聞いて納得しました。

年間を通して寒くなることがないので初耳だったということです。
三日間くらい寒い日が続き四日間くらい温かい日が続く気候をあらわして使います。
冗談で「三月は寒いけど四月は温かい」と言ったところ驚きの反応がありました。

その場に居合わせた方の中に意外と「そうそう、それだよ」とおっしゃる方が・・・
まさかとは思いましたが本気でそう思っていらしたようでした。
しかし私自身もそれを笑うに笑えないことが意味を調べ直して判りました。

春先に使うことばだと思い込んでいましたが、本来は冬のことばである、と。
三寒四温を繰り返しながら春になっていく、というのは間違いではないようですが。
気象庁は冬の現象とし、天気ニュースでは2月いっぱい、長くて3月上旬までしか使わないとか。

何となくで使っている言葉には、実は思い込みで誤った使い方をしているものも多いかも知れません。
自分自身が正しく言葉を使えているのか、時どき確かめ直しなさいと「三寒四温」に教えられました。