お墓並みと “Less is bore” と “Less is more” と

2018年3月10日(土)

180310
初めての墓園でお墓の開眼と納骨のおつとめをしてきました。
墓石の種類が決められていて形も同じものが並んでいました。
管理事務所の方が言われるには全国から見学に来られるそうです。

お庭も含めて整然とした景観が売りの一つであるようです。
統一された街並みが美しく感じる眺めというのは確かにあります。
統一された墓並みも美しく感じられるという場合もあるかも知れません。

でもへそ曲がりな私には美しいと思うより面白味がないと感じました。
まるで一社独占で扱う郊外団地の建て売り住宅みたいな眺めのようで。
個人的に古い都市の雑然とした旧市街の方が魅惑的に思うからかも知れません。

あるいは細い露地が入り組んでいそうな下町の方が好みだからかも知れません。
または建築家が意匠を凝らして手がけた住宅が並ぶ方が好きだからかも知れません。
年代もまちまちで形も色もまちまちなお墓が混在している方が好みなのでしょう。

こちらの墓園は管理の行き届いた美しさがあったことは確かです。
人それぞれ好みは多様に異なりますのでお好きな方も多いことでしょう。
そのあたりの匙加減はあくまで個人的な主観に基づく話です。

“Less is bore” と “Less is more” との境界は線引きが難しいものですね。