いまどきのお墓の形と供養の仕方

2018年2月7日(水)

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昨夜放送のテレビ東京・ガイアの夜明けは「後悔しない”供養”」でした。
残念ながら広島では当分先に深夜枠で放送となるため見られませんでした。
今のお墓事情と供養の形について扱ったということで先日の出来事を思い出しました。

ご紹介を受けて一周忌法要を民間霊園の施設でおつとめしました。
現地で初めてお施主さまやご家族さまにお目にかかってお話をしました。
おつとめする時にお位牌に加えてご遺骨も一緒にお祀りされていました。

ご法事をつとめ終えて法話をした後で、気になることを尋ねてみました。
お位牌は作ってもらっただけとのことだったので、その場で開眼をしました。
ご遺骨はこれから納骨するということだったので、ご一緒することにしました。

霊園の方に聞くとガーデニング樹木葬ということで開眼も納骨回向も遠慮されていたようです。
ご当家さまは何も聞かされていないので、お墓での開眼も回向も考えておられませんでした。
時間にも余裕があったので、お墓までご一緒して納骨のおつとめをさせて欲しいと申し出ました。

一周忌をおつとめするご縁を持った私としては、何もしないのは亡き方に申し訳ないと思いました。
ご遺骨を骨壺から布袋に移して納骨された後で、簡単な開眼のお作法と納骨回向をしました。
ご当家さまにも喜んでいただけましたが、亡き方には丁重にできなかったことが申し訳なかったです。

このところ人気が高いガーデニング葬や樹木葬も、お墓ということには変わりありません。
新しいお墓を構えられたら開眼も納骨のおつとめも忘れずにしていただきたいものです。
いまどきのお墓の形態はさまざまありますが、ご依頼がなくても必要に応じてご供養いたします。