患者と高齢者のこころのケア【臨床仏教公開講座 第9講】

2018年2月6日(火)

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臨床仏教公開講座の第9講(日蓮宗ビハーラネットワーク・林妙和師のお話)を拝聴してきました。
『医療者として、仏教者として 〜患者と高齢者のこころのケア〜』という講題のお話でした。
今回の会場が移動となっていて初めて足を踏み入れた花園大学の教堂で開催されました。

「限界がある救えなかった命に心が安らぐものを提供できる存在はお坊さんの役目である」
「人としての尊厳を守ることは人生の歴史や価値観を理解して関わりつながっていくこと」
「人間対人間として寄り添い共感を持って丁寧に関わっていく行動を継続することが大切」

看護のお仕事をされる中でお坊さんに出逢って出家して僧侶となって実践される活動の話は聴き入ってしまいました。
そのきっかけとなった出来事を回顧された体験談は貴重なものであり私も頭を殴られたような衝撃を受けました。
当事者が語られるからこそ介護者や家族の抱える悩みや苦しみにも寄り添いが求められていることを改めて教わりました。

もっと積極的にお見舞いして欲しい、今はスマホを使ってでもできるから、つながっていると伝わるようにして欲しい、と。
今まで無理かなと思っていたことに一歩を踏み出してみようという勇気をいただいた素晴らしいお話でした。