いろんな場所でそれぞれ違う今の瞬間

2018年2月1日(木)

180201
昨夜は皆既月食が見られたらいいなと期待していました。
残念ながら雲に遮られてハッキリとは見えませんでした。
何とかスマホで撮ったところ赤いモヤモヤくらいが限界でした。

今朝のニュースではスカイツリーと月食の映像が流れていました。
東京タワーと月食の映像が一つとして出てこなかったのは残念でした。
塔の姿としては東京タワーと一緒の方が美しいと思うのですが。

阿倍仲麻呂は唐で故郷と同じ月を歌に詠んで残しています。
今回の皆既月食では世界中の空に浮かぶ姿が映像で流れていました。
同じ月を同じ時に眺めていても時間帯や空の明るさは違っていました。

それはまったくの当たり前のことなのですが不思議な気がしました。
同じ月食を世界各地で見ると夕方も真夜中も明け方もあります。
地球が丸いから昼のところもあれば夜のところもあるので当然です。

地球上の各地では同じ瞬間の日時が違っているんだと思い知りました。
だから2月1日午後23時0分というのは各地で違う瞬間なんですよね。
自分が存在している場所の時間が唯一絶対の一つではない、というか。

なんと表現すればいいのかわかりませんが「今」がたくさんあるんだなと感じました。
うまく言葉にできないのですが、個人的にしばらく考えてみたいテーマです。