川面に映るネオンの灯り

2018年1月16日(火)

180116
テレビの影響力というのは凄いモノだなと感心します。
一昨日、突然お寺に立ち寄られた方がいらっしゃいました。
先般の『元就。』をご覧になって興味を持たれたそうです。

福島正則公が開基で明智光秀の遺児が開山ということに惹かれた、と。
すぐ近くにお寺があるのに気付いてなかったんだよね、とおっしゃいました。
ビルのお寺なので外観だけではここがお寺だとわからない方が多いようです。

ちょうど時間も空いていましたので本堂でしばらくお話をしました。
武将とか名のあった方に縁のお寺を訪ね歩いておられる三名さまでした。
いつもアポなし訪問なので怪しまれたり入れてもらえなかったりもするそうです。

浄土宗のお寺で本堂に上がって話をしてもらえるのは珍しいのだそうです。
禅宗のお寺だと、好きに見ていって構わない、ということが多いようです。
残念なことに真宗のお寺が一番中に入れてもらいにくいということでした。

あくまでも個人的な経験によるものですから一般論とは言えないでしょう。
お話を伺う中から新たな気づきをいただけることも多いと思いました。
わざわざ訪ねて来られた方をピシャッと断るのは勿体ないことですね。

お参りされた方が手を合わせる機会を流されてしまうのは避けたいものです。
お参りされた方とご縁を結べなかったらお寺のご本尊さまが嘆かれることでしょう。
漆黒の川面に映るネオンが降り注ぐ雨に穿たれていました。