亡き方からの贈り物

2017年11月30日(木)

171130
四十九日法要に法要に立派なお花のお供えがありました。
亡きお母さんはお花が大好きだったから供えたかったとのこと。
ご自宅のお仏壇の側にもたくさんお花が飾られているそうです。

納骨をした時に納骨仏壇に置かれていた写真をご覧になりました。
50年前に亡くなられたお父さんのお姿が映ったお写真でした。
「まさかこんなところで父に会えるとは思わなかった」と。

長い年月を超えてお父さんの写真に巡り逢われたのを大変喜ばれました。
何年か前にたくさんの写真を処分されてしまわれていました。
その時はどうしても手元に置いておきたくなかったためです。

「父は違うところに納骨しているのに母はここにもお参りしていたのですね」
納骨仏壇には今日の亡きお母さんが最初の納骨でいらっしゃいました。
納骨はされていなくても亡きお母さんにとっては手を合わせる場所だったのです。

「まさかとは思うけど今日のために母が置いておいてくれたのかも」
そこまで見越してお母さんが納骨仏壇に置かれていたのかどうかわかりません。
亡き方からの贈り物と思えるような不思議なご縁の巡り合わせを私も有り難く感じました。