残されて見送る寂しさ

2017年10月2日(月)

171002
顔見知りの人が一人また一人と亡くなっていく。
私だけというくらい残っている人がいなくなってきた。
そうやって見送っていくしかないのは寂しいものよ。

私もいつどうなるかわからない年だけどもね。
まだ私のところにはお迎えに来てもらえてない。
もうぼちぼち来てもらってもいいのにね。

ご年配の女性がボソッとおっしゃいました。
私には実感がわきにくくてまだお気持ちを想像するのが難しいです。
とはいえ、ほんのわずかですが少しずつ抱き始めています。

幼い頃から見守ってくださった方をお送りするご縁を重ねてきたことによります。
まだ自分よりも年下の方をお送りすることは滅多にありません。
しかしこれから増えていくでしょうから、きっと思いも移ろいゆくことでしょう。

静かに雨降る秋の夜は少し物悲しい気持ちになります。
でもそうした一人の時間は案外と好きだったりします。
それは独りきりではなくて周りに色んな人がいてくれるからでしょう。

残されて見送るばかりになる寂しさは想像できないままだった・・・
というくらいでお迎えをいただけると有り難いように思います。