回り道を歩む

2017年9月15日(金)

170915
平和記念公園にある資料館の本館と東館を結ぶ連絡通路が解体されています。
補強のために取り外してから再び連結されるまでは下も通行止めです。
工事フェンスで奥が見えない状況なので違う場所みたいに映ります。

来月末のイベント開催に向けて市役所の関係部署を巡り歩いている中で見かけました。
三年前に動き出したアートで平和をといううねりが少しずつ大きくなってきています。
そのための下準備で昨日も三人が集まって一人がネット経由で参加した打合せをしました。

ふとした瞬間にお一人の方がぼやきのようなつぶやきをおっしゃいました。
「最近は手伝ってもらう人に声をかけるのが難しいことが増えたよね」と。
公私の境目があいまいな中で不用意に協力を仰ぐと批判や問題扱いになることが多いようです。

最初は仕方なしにボランティア精神で協力する中から学ぶこともたくさんあります。
本来の業務ではない場だからこその貴重な経験が幅を広げてくれることもよくあります。
そうした体験に触れることができる機会に出会えないのは勿体ないんだけどな〜ともおっしゃいました。

自分を振り返ると回り道のように感じた経験は実は貴重な経験だったということがたくさんあります。
損得的な勘定を優先して行動することは、実は大きな損をしてしまう可能性が大だと思います。
道を究めた人は最短経路だけを歩んでいたら今の自分には到っていなかっただろうと言います。

意図せぬ迂回路を強いられた時にこそ回り道をしっかり歩みたいものです。