厭味をかわして自分を磨く

2017年9月12日(火)

170912
昨夜の雷混じりの豪雨で今日の川面は茶色に濁っていました。
上流で混じった土砂が沈殿することなく下流まで流れています。
何もなければ穏やかな流れも時に攪乱される様は人の心のようです。

嫌いな人から厭味を言われて気分を害してしまうのをどうしたらいいでしょうか。
という質問をお茶飲み話の席で尋ねられました。
嫌いな人に近寄らずにすむならば離れたままでいるのが一番でしょうね。

ところが人間関係はそんなに単純にはいかないことが多いと思います。
嫌いな人を避けられないならば厭味の受け方を変えるのも一つの手でしょう。
厭味を真正面から受け取ってしまうことを止めるようにすることです。

気に触る言い方だけど私の至らない点をわざわざ指摘してくれる人である訳です。
もしその至らない点を改善できたら指摘するものがなくなることになります。
すっかり指摘するものがなくなったら何も言われることがなくなるでしょう。

ポイントは真正面から受け取らず、横からかわして上に登ってしまうことです。
嫌いな人は、視点をずらせば、自分を更に高めてくれる人だと見ることもできますよ。
そんな話をしたところ、妙に合点がいったご様子で「そっか〜、そうですね!」とおっしゃいました。

他人様にはこんなことを申しあげていますが、自分の時には上手く出来ていないんですけどね。
他人様に言ったからには自分でも努力しておかないと、と反省しています。
スルスルとかわして上に登る技をもっと磨けるように私自身も努めてみます。