遺骨ダイヤモンド〜エンディング産業展〜

2017年8月28日(月)

170828

さらにエンディング産業展で見かけた気になったものがこちらです。
遺骨を使って作られる人造ダイヤモンドの実物展示です。
その製作費用は約50万円弱ということでした。

依頼されるのは、ほとんどが女性ということで納得ですね。
どなたの遺骨が多いのか尋ねてみたら大きく分けて三つでした。
両親かご主人かお子さまで比率は1:2:1ということだそうです。

中には1つではなくて2つ頼まれる方もいらっしゃるようです。
身につけていて万が一ですが紛失する可能性に備えてとのこと。
裕福な方ばかりではなくて、時間をかけて費用を貯めてから来られることも多いとか。

出来上がったダイヤモンドは無色透明から青色まで個人差があるとのこと。
どの色に仕上がっても、その人らしい色だと納得されて満足されるようです。
ただし、かなりの遺骨量がいるので一般的な骨壺だとほとんど空になるようです。

ペンダントなどに加工されたり、器に入れて安置されたり、様々あるようです。
いずれも身近なところに存在を感じていたいという想いが込められているのは確かです。
実例はありませんでしたが、お位牌の上の方に付けるというのもアリのように思います。

執着心の強さを云々言うよりも供養の想いが強く込められていることと信じたいものです。