宇宙葬〜エンディング産業展より〜

2017年8月26日(土)

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エンディング産業展では遺骨の行方が多様化していることを肌で実感しました。
これまで名前だけは聞いたことがある宇宙葬というのも幾つか見受けられました。
その一つがバルーンに遺骨を入れて宇宙まで飛ばしてしまおうというものでした。

上空にあがるほどにバルーンが膨らんでいき、ついには割れてしまいます。
ということは結果的には空に撒いて散骨するような印象でしょうか。
地上まで舞い戻ってくるあいだに拡散されて散り散りになることでしょう。

中には宇宙空間で宇宙飛行士が遺骨の入った容器を放つというものもありました。
それが宇宙空間を漂い続けて地球の周りを超高速で回り続ける宇宙ゴミになったら大迷惑ですね。
地球から離れていって永遠に宇宙空間を漂うのも、どうなんでしょうね。

いずれにせよ散骨の一種であると思えば、手元供養とは逆方向の発送ですね。
完全に遺骨を撒いて存在を感じられるものがないのは寂しいものだそうです。
お墓参りすることが出来ないというのは供養をしたい人には辛いものですので。

自分自身の遺骨の行方を想う方が何かしらの散骨を希望されることが多いです。
でも手を合わす側の方には哀しみが募る可能性があることにも想いを馳せていただきたいです。