三輪清浄(さんりんしょうじょう) 2017年8月1日(火) 先日ネットでポチった本が届きましたのでパラパラ読みしています。その中に出てきた「三輪清浄(さんりんしょうじょう)」を紹介します。ちょうどお盆の時期ですので機会も多いだろうと思いますので。 この三輪清浄とは布施をするときの大切な心構えについての言葉です。三輪とは布施をする人、布施を受ける人、布施するモノの三つです。その三つに執着があったら、布施の意味がなくなってしまう、ということです。 近江の商人の「三方よし」と似ているところがあるように思います。でも、この「三輪清浄」には三方よしと似て非なるところがあります。布施をする、ということは、布施をした人に、善い果報をもたらすということです。 振り返れば思わぬとき思わぬかたちで善きことに恵まれたことが誰しもあるでしょう。それは知らず知らずのうちに行った善きことのおかげで受けた果報かも知れません。日頃から見返りを求めずに自分の喜びとして施しを行うことを心がけてみましょう。 そしてお盆にはお墓参りをしたりお仏壇に向かってご先祖さまに手を合わせましょう。嫌々とか渋々ではなく心の底から喜びの気持ちを抱いてお参りする心構えが肝要です。さらには喜んで受けてもらえるような三輪清浄の布施も一緒に実践してみてください。 シェア Tweet