へそ曲がりですけど何か 2017年7月13日(木) 「テロ等準備罪」を新設した、いわゆる「共謀罪」法が施行されました。正確には「改正組織犯罪処罰法」ですが共謀罪という方が相応しいと思います。何かしらテロらしきことを準備しているということで処罰されることになっています。 問題は誰がどのように判断して犯罪だと認定し処罰するのか、ということです。捜査機関ということになると検察官も有り得ますが主に警察となるでしょう。だとすると警察による恣意的な運用によって冤罪が生まれる可能性が大いにあります。 先日の都議選で安倍総理が応援演説していたとき首相に抗議した人たちがいました。彼らを共謀罪で逮捕せよというフェイスブックの書き込みがあったそうです。その記事を国会議員が「いいね」ボタンを押していたといいます。 これから権力に異を唱える人たちを排除する動きが激しくなるかも知れません。あるいは警察に都合の悪い人たちも排除する動きが激しくなるかも知れません。排除のために監視システムが強化されて盗聴や傍受が横行するかも知れません。 戦前のような相互監視社会には戻って欲しくないと思います。批判が許されない独裁体制にはなって欲しくないと思います。なんとも息苦しい雰囲気が世の中を覆うのは嫌だと思います。 へそ曲がりと言われようとも批判精神を失わず異を唱えることを怖れずにいたいと思います。 シェア Tweet