一生懸命という魅力

2017年6月16日(金)

170616 

お寺での布教法話大会が開催されました。
隠岐と徳島からお越しのお坊さんの法話でした。
お一人はまだ慣れていらっしゃらないようでした。

とても緊張されて汗を滴らせながらのご法話でした。
でもそれは精一杯に真剣に取り組まれているからこそです。
そのご様子を見て、昔の自分のことを思い出しました。

お寺に戻って間もない頃に初めて一人でお葬儀を執り行うご縁がありました。
お通夜やお葬儀を勤めるのも初めてでしたしお話をするのも初めてでした。
あまりに緊張しすぎてどのようにお勤めして何を話したか全く覚えていません。

三回忌をお勤めした後に2年前を振り返った話をご当家さまと話していた時です。
あの時は初めてのことで至らなくて申し訳なかったと申しあげました。
ところが喪主さまは、一生懸命な真摯さこそが有り難かったと仰ってくださいました。

今日ご法話をされたお坊さんの一生懸命な姿にお檀家さん方は心を打たれたご様子でした。
そして今日は来させてもらえて良かったと大変喜ばれていました。
一生懸命という魅力を自分は持てているだろうかと考えさせられました。