不思議な仏縁

2017年6月10日(土)

170610
電話でご依頼を受けた方のお仏壇の閉眼と開眼に伺いました。
お母様が亡くなられお父様がお仏壇をお守りをされていました。
ところが施設に入られたのでお守りができなくなっていました。

実家の近くに暮らしている娘さんがお仏壇を継がれることになりました。
前のお仏壇は大きすぎるので新たに小さなお仏壇を求められていました。
菩提寺さまが遠方なので近くのお寺を探してご依頼されたということでした。

このたび閉眼するお仏壇はお父様がお母様を思って求められたものでした。
その想いが込められているからお守りを続けていきたい気持ちはおありです。
しかし大きすぎるためお仏壇のお引っ越しは断念されたということでした。

その代わりご本尊さまだけは新しいお仏壇にお引っ越しをされました。
蓮台から光背の先まで30センチくらいの阿弥陀さまの立像でした。
新しいお仏壇にぎりぎり納まってお坐りいただくことができました。

これでようやく胸のつかえがとれてホッとしました、とのことです。
不思議な仏縁を結ばせていただけたことを尊く有り難く思っています。