出迎えてもらえなくなったのは…

2022年7月26日(火)

220726
2ヶ月ぶりでお参りしたお宅でのことです。
約1ヶ月前に15年4ヶ月の生涯を終えた
愛犬を看取られたときのお話を伺いました。

玄関のチャイムを鳴らすと歓迎してくれて
お経になると終わるまで静かに聞いていて
終わると愛想を振り撒いてくれていました。

大きな病気もせず齢を重ねていたのですが
具合が悪そうな様子に気がついた奥さまが
病院で診てもらったら寿命だったそうです。

もし様子の異変に気がついていなかったら…
もし病院の先生が夜に診てくれなかったら…
偶然が重なって最期を看取れてやれた、と。

突然の別れでとてもお辛かったそうですが
和尚さんに愛犬の話を聞いてもらえたので
幾らか気持ちが楽になった、とのことです。

いつも居る姿が居ないのは私も寂しいです。
来月伺ったときは初盆回向をいたしますと
愛犬の遺影に手を合わせお宅を辞しました。