次のときは頼みたくないけど…

2022年5月19日(木)

220519
今回のお悩み話はお葬式でのお坊さんです。
これまでの先代さんが住職を引かれたので
お仕事を辞めて戻った新しい住職さんです。

世の中では中堅どころの年代らしいですが
色々と新しいことを取り入れようとされて
パッと見た感じは親しみやすいようでも…

ご自宅でされたお通夜でもお葬式のときも
ずっとニコニコな笑顔を絶やすことがなく
おつとめも法話も何というか軽い感じで…

大切な親御さまを亡くされた遺族としては
寂しさ哀しさや喪失感など複雑な心なのに
お葬式で全くお別れした気になれなくて…

まだご両親とも健在である新住職さんには
親を亡くした人の気持ちが分からないのか
寄り添う感じでなくて唖然としたそうです。

次からは新住職さんには頼みたくないので
前住職さんを指名して法事に来てもらうか
自分たちだけで集って済ますか悩むそうで。

それでなくてもお檀家さんが減ってるのに
もしずっとこのままだったら大変ですよね
余計な心配ですけど、とも仰っていました。

お経もお作法もできることが大前提ですが
坊さんとしての心構えがにじみ出ることを
ご参列の方は感じているというお話でした。