眼福にあずかれて癒やされる

2022年4月14日(木)

220414
漆を立体的に表現する高盛絵の系譜である
七代金城一国斎さんによる漆工芸作品です。
深みのある緑の漆がとても美しい棗ですね。

広島の漆工芸についてご本人から話を伺う
ご縁をいただいたときに見せて頂きました。
棗の蓋を開けてもらうと中は黒い漆でした。

現代の高盛絵に挑戦し続けておられる中で
どのようにして作品を考えるのか尋ねると
新しさは試行錯誤して追い求めるとのこと。

ご自身の引き出しの中にあるものの中から
足し算してみて生み出されることもあれば
引き算で生み出されることもあるようです。

すぐ結果を出せと求められるご時世ですが
時間をかけてじっくり丁寧に生み出された
作品を拝見すると何かホッと安堵しますね。

眼福にあずかれて癒やされたひと時でした♪