丁重さから生まれるグリーフケア

2021年11月12日(金)

211112
お檀家さまのご親戚がお寺でお葬儀を出されました。
当初ご相談に来られたときは家族だけになるので
書院で執り行うことを考えていらっしゃいました。

ところがご親類に訃報をお伝えされたところ
多くの皆さまがご参列を希望されたことから
本堂でお葬儀を執り行うように変更されました。

祭壇も当初の予定より大きな花祭壇にされてたところ
設えが終わったとき「華やかにして本当に良かった」と
丁重に送れる気持ちになれたことを喜んでおられました。

自分の葬儀はなるべく小さく簡素にしたいとよく聞きますが
ご縁の深い方々にご参列いただいて執り行うことができると
喪主さまやご家族にはとても大きなグリーフケアとなります。

もちろんコロナ禍が落ち着いていないと難しいでしょうし
ご参列の方が増えると何かと大変になることもありますが
大切な方を送り出されるのは簡素化しすぎない方がいいと思います。