個別性や多様性にどう応えるか

2021年11月5日(金)

211105
昨夜は「まいてら企画」オンライン戒名カフェ3回目でした。
今回も実例紹介とグループ別トークタイムの2部構成でして
年齢も地域もさまざまな方がご参加くださいました。

戒名というテーマを掲げているので集まる方は確かにいらして
生前に戒名について考えたり知ったりしておきたい方もあれば
戒名について悩んだり困ったりした経験のある方もおられます。

一つ考えさせられたのはLGBTQの方が授かる戒名のことです。
戒名の一番下の位号(信士信女や居士大姉など)について
男性でも女性でもない中間的な戒名ってどうなるかと質問されました。

今のところ普及している言葉は特に見当たらないのですが
浄土宗の当事者僧侶である西村宏堂さんも推奨されるように
「信人」として英語の○○personのようにできると思います。

他にも仏弟子なので「仏子」とか「法子」など考えられます。
ただそのとき気になるのは全員が「信人」になればいいのですが
LGBTQの人だけに「信人」としていいのかという問題が残ることですね。

今回でまいてら企画の戒名カフェという試み全3回は終わりました。
運営仲間のお坊さんとオンラインの場を続けていこうと話しています。
来月以降も「まいてらカフェ」としてオンラインの場を模索していきます。