お骨を手放す寂しさに

2021年6月8日(火)

210608
新しいご縁をいただいた中でお墓のない方には
急がず慌てず落ち着いて探すようお伝えしています。
いろいろ見てまわった結果お寺の納骨堂に入られました。

今春に新しく構えた合同納骨壇もご覧になったのですが
やはり昔からある家ごとの納骨壇がいいと心を決められて
三回忌のご法事にあわせて一緒に納骨もされました。

納骨仏壇でのおつとめを終えたあとポツリと漏らされました。
「やっと納骨できて安堵したけど寂しくなってしまう」と。
出がけに骨壺があった場所が空いたのを見てふと感じたそうです。

お葬儀の後ことあるごとにお骨壺をなでて話しかけていたから
もうそれができなくなるかと思うと急に寂しくなった、と。
生前は一緒に居ても普段あまり会話していなかったんですけどね、とも。

お葬儀でお別れしたあとも心の中では一緒に暮らしているんですよね。
少し前に流行った唄のようにお墓の中だけにいらっしゃるわけではないので
これからはお仏壇やお写真などいろいろ話しかけてみることをお勧めしました。