土に還る

2017年9月7日(木)

170907
土砂崩れで遺骨が流されてわからなくなったけれどもどうしたらいいでしょうか。
先日も新しいお墓に移すはずの遺骨がないことの相談を受けました。
「元々お墓があった辺りの砂を骨壺に入れて新しいお墓に入れてはどうですか」と答えました。

地域の習慣などで骨壺から遺骨を出してお墓に入れられている場合もあります。
そうしたお墓を新しくされたり移される時にも同じようにお答えしています。
一方で土に還ることができるように納骨したいというご要望もあります。

昔は骨壺をそのままひっくり返していたけれども抵抗があるというご相談もあります。
そうした場合はサラシや絹の袋に遺骨を入れてお墓に入れたり土に埋めることを提案しています。
そこに別の提案ができる事例に出会いました。

先日のエンディング産業展の一角に展示されていた紙製の骨壺です。
紙製なので表に絵を描いたり写真を付けたりメッセージを記したりもできます。
土に還りきる年数は埋葬した場所にもよるということでした。

人間だけでなくペット向けとしての需要もあるのだそうです。
一つの事例として知っておいても良いだろうと思います。