異体字を超越した読めない文字 2017年9月2日(土) 古いお位牌に書かれた文字を教えて欲しいというご相談を受けました。お寺にある五体字典で調べたところ似たような字が見つかりました。しかし画数が一つ足りないのでこの字だという確信が持てませんでした。 どうにか異体字を探そうとネットでいろいろと彷徨ってみました。良い探し方もわからずに当てもなくネットを漂流し続けました。彷徨い漂流すること数時間、遂に目的の異体字を発見しました。 異体字を収集しているのは戸籍の記録をデジタル化するためのデータの中でした。法務省戸籍統一文字情報のフリーグリフデータベース『グリフウィキ』は素晴らしいですね。驚いたことには異体字の中に似たような形で微妙に違いがある字まで載っていました。 でも、実はまだ一つわかっていない文字があります。似た字が全く想像がつかないような初めてお目にかかる形の字です。お位牌に書いた方に問い合わせてみたいところですが明治期なので無理そうです。 異体字であるのかすらわからない謎な文字というのもあるものですね。大きな図書館に行って更に詳しく異体字が載っている書籍を探すしかなさそうです。 シェア Tweet