スッと質問を受けてもらえるように

2020年11月26日(木)

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お寺にお参りされた方からお墓について質問を受けることがあります。
先日はご実家のお墓を継ぐのと新しく構えるのとを比較するご相談でした。
ご両親は故郷を離れて広島にお住まいという若い男性に尋ねられました。

お父さまはご実家の菩提寺さまにあるお墓に入られるかも知れないけど
お母さまは遠くにあるご実家のお墓には入りたくはなさそうな感じらしいです。
ご両親ともお墓のことは全く考えてなさそうだけど自分はどうしたらいいか、と。

いずれ自分がお墓の面倒を看るだろうからご両親には考え始めて欲しいそうです。
お参りされた息子さんは先を見越して早めに将来のことを考えておきたいけど
ご両親は向き合いたくなさそうで先送りされていることに当惑されていました。

奥さまがご主人のご実家のお墓に入りたくないという話はよく耳にします。
お母さまはその可能性がありますがお父さまはお聞きしてみないと分かりません。
もし切り出すなら「僕はこう思うけど、どう思う?」というのをお勧めしました。

自分の考えを先に言うほうがスッと質問を受けてもらいやすくなることは多いです。
早めに考えて置きたい人、ギリギリまで考えたくない人、いろいろおられますけど
何かの機会に自分の思う考えを先に伝えてから相手に尋ねるのはアリだと思います。