今週のテーマ【華を供えよう】

2017年7月30日(日)

170730
いろいろなところで咲く蓮の花をネットでよく見かけます。
咲いた後に舞い散っていく花が水面に浮かんでいる様子もありました。
舞い散った美しい蓮の花弁をお寺の法要で使うことができたらな、と思います。

極楽浄土では日に六度ほど空から華が舞い降ってくるそうです。
極楽で修行にいそしむ方々は舞い降った華を拾い集めて器に盛られます。
その器に盛った華を他の仏さまの元にお供えに行かれると阿弥陀経に説かれています。

暑い時期はお供えしても花がすぐに傷んでしまいがちです。
屋内のお仏壇ですら傷みやすいですから、屋外のお墓でしたらほとんど保ちません。
お花が絶えないように足繁くお墓参りされる方には心から頭が下がります。

お寺の納骨堂には造花がお供えされているところがあります。
お供えされた方は枯れたり傷むことがないことを優先されているようです。
同じお墓をお参りされる別の方にとってはお好みではないこともありますが。

無理にとは言いませんが出来れば生花をお供えしていただきたいものです。
ということで、今週のテーマは「華を供えよう」です。