お墓参りが自分ごとに感じるように

2020年11月24日(火)

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「あるときからお墓参りに行こうと思うようになったんですよ」
親しくしている友人が何気なくボソッとつぶやいた言葉です。
子どもの頃は親に連れられて行っていただけに過ぎなかったのに、と。

そのきっかけは幼い頃に一緒に暮らしていたお祖母さまです。
お祖母さまが亡くなられてお墓に納骨をされた時が転換点でした。
自分の知っている肉親が埋葬されて初めて「行きたい」と思ったそうです。

それまでは会ったこともなくて顔も知らないご先祖さましか入っていません。
だからお墓にお参りしようという気持ちになったことがなくて
親に連れられて行くからお墓参りをしていただけだったのです。

お墓に向かう後ろ姿を見ていただけだったところから
自分でお参りに行こうと思うようになったのは大きな違いです。
そして今はお子さまに自分の後ろ姿を見せようと思っているそうです。

「将来は自分もお墓の中に入って子や孫にお参りされるんだと思います」
という感覚を持つようになったのはお墓参りが自分ごとになったからでしょう。
ステキな後ろ姿をしっかりと見ていただきたいものだと思っています。