仏花という趣きっぽくないお花

2020年6月3日(水)

200603
お経の中に説かれる仏さまの世界はこの世とは違うことが多くて
阿弥陀さまの極楽浄土では1日に6度ほど虚空から花が舞い降るとあります。
極楽の人はその花を器に盛って他の仏さまにお供えして巡られるのだそうです。

大切な亡き方を想いながら墓前や仏前に花をお供えされるのも同じことで
季節によって選ぶ花が変わりますが想い浮かべる方によっても違ってきます。
先日は淡い色合いで可憐な雰囲気の花をお選びになってお供えされた方がありました。

おつとめが終わってからこの花をお供えにとお渡しくださったので
翌朝のおつとめのときに改めて亡き方へのご廻向もいたしました。
いわゆるお寺の仏花という趣きっぽくないお花のお供えも良いものですね。