あいまいな喪失とセルフケアと 2020年4月29日(水) 介護老人保健施設(老健)にお勤めの方にお話を伺いました。お母さまが介護老人福祉施設(特養)に入られていまして。ここ2ヶ月ほど面会することができなくなっているそうです。 その方はしばしば面会されるのでお顔を認識くださるのですが。ご兄弟はごくたまにしか伺えないので認識してくださいません。しかし今回のように2ヶ月も間が空くと分からなくなるそうです。 分かってもらえる間に面会できないものかとは思われるのですが。ご自身のお勤め先での状況を思うと面会は断らざるを得ないことは重々ご存知です。頭では分かるんだけれども心では納得できないところがあって・・・と。 ちなみに毎朝お宅から出勤される前に検温されていらして。体温計を脇に差して待つ間の時間がとてもしんどいそうです。他にも今は何かと気持ちが前のめりになりがちでいらっしゃるとか。 精神的にとても張り詰めておられるうえに辛さが重なっておられるようで。「あいまいな喪失」と「セルフケア」についてお話しました。何か少しでも息が抜けてホッとしていただけたらいいなと願っています。 シェア Tweet