子を思う母の気持ち 2017年6月27日(火) ひとりの女性がお寺に水子さんのご供養をして欲しいと来られました。ご供養の前にどうしたご事情でご供養を思い立たれたのかお尋ねしました。10年以上も前に育ちきれなくて亡くされたお腹のお子さんでした。 これまで何も供養もしなかったのが気になるのでお願いしたい、と。今になってということは何か気になることがおありなのでしょう。伺えば中学生の娘さんのご様子に心を痛めていらっしゃいました。 もしかしたら供養しないままでいたのが良くなかったのではないか・・・娘が悩みごとを抱えているのはそれが影響しているのではないか・・・このまま供養しないでいたらもっとひどいことになるのではないか・・・ 懸念されていらっしゃるようなことは何もありませんよ。時間は経ちましたが水子さんのお葬式を出してさしあげましょうね。そうした話をした後で水子供養をして一緒にお念仏しました。 水子供養をしたからといって急に何かが変わることはないでしょう。でもお母さまの心の状態が変われば娘さんにも何かしら伝わるかも知れません。子を思うお母さまのお気持ちが娘さんにも届きますようにと願っています。 シェア Tweet