無常迅速と分かっていないのは自分こそで

2019年6月22日(土)

190622
朝に開いた花が夕べの風に散ってゆき。
夜に結んだ命の露が朝の光に消えてゆく。
分かっているようでも分かっていないものですよね。

誰だっていつどこで命の灯が消えるかわかりません。
一緒に家の中にいらしても気づかないことだってあります。
あのときもっと早く気づけていたら助かったかもしれない・・・

もし・・・という後悔の念を抱かずにはいられないものでしょう。
涙ながらに棺の前で吐露される心の声には胸が締め付けられます。
お側にいても自分にできるのはただ静かにお念仏を申すことだけ。

無常迅速であると思い知らされてもすぐに忘れてしまう・・・
明日死ぬかのように生きて永遠に生きるかのように学べ。
心に突き刺さったはずだったガンジーの言葉を思い返しています。