ツバメとお仏壇と

2019年5月2日(木)

190502
海を越えてきたツバメが晴れ渡る青空を舞っていました。
子育てを終えたら再び海の向こうへと飛び去るでしょう。
また戻ってくるツバメに記憶は残っているのでしょうか。

広島にお住まいの親御さんの家にあるお仏壇の閉眼に伺いました。
ご両親がご実家からはるばる運んで来られたお仏壇でした。
遠方にお住まいの息子さんのお住まいには大き過ぎるそうです。

既に地元で今のご本尊さまが入るお仏壇を求めていらっしゃいまして。
ご本尊さまと繰り出し位牌は受け継いでお祀りなさるご予定でして。
最期のおつとめをしてお仏壇の閉眼をいたしました。

親御さんが亡くなられて親御さんの家は手放されることにされました。
平成の初期からお盆の棚経参りに伺っていた私にもいろんな思い出があります。
また来年にと昨夏にお別れしましたのが最後のお別れとなってしまいました。

今まで出逢った数だけ思い出が刻まれてきていました。
今日は逢えなかったという思い出が一つ刻まれました。
常に一期一会であることを痛切に感じさせられました。