誕生寺お会式の二十五菩薩練供養

2019年4月23日(火)

180423
一昨日の誕生寺でのお会式法要では二十五菩薩さまの練供養もありました。
衣装を身に纏いお面をつけた二十五体の菩薩さまが練り歩いていくご供養です。
お寺の檀信徒の皆さまもご希望されていた方がご参加されました。

お面をつけると前が見えなくなるので手引きをする方が一緒に歩かれます。
ご夫婦どうしでは菩薩さまになるのがご主人のところも奥さまのところもあれば。
親子であったりご友人どうしで菩薩さまと手引きをされるところもありました。

目のところに小さな穴があって口のところが少しあいているだけのお面です。
手引きくださる方の言葉を信じて身体を動かして足を前に踏み出していきます。
皆さん仲睦まじく手を引きながら歩きやすいように声掛けをされていました。

極楽浄土に見立てた誕生寺ご本堂から娑婆世界である山門先の六地蔵堂までを往復します。
行列の中程には導師がいてご随喜の僧侶方やお稚児さんなど諸々の人が練り歩きました。
練供養の二十五菩薩さまになられた方は苦しみなく往生を遂げられるということだそうです。

いつの日かこの世で最期の刻を迎えたらこんなお迎えが来てくださるのでしょうか。
そんなことをチラチラと想い浮かべながらシャッターを切り続けていました。