今週のテーマ【嫌な言葉に耳を傾けよう】

2017年6月11日(日)

170611
「王さま、はだかだよ」とつぜん、小さな子どもが王さまに向かって言いました。
というのは、アンデルセン童話の「はだかの王さま」の一節です。
誰しも子どもの頃に読んだり聞いたりしたことがあると思います。

イエスマンばかりを周りに集めるのは気分が良いことでしょう。
しかし批評したり批判する人を拒絶するのは良くないことです。
批判的な他人の意見には耳を傾けるのは嫌だとしても大切なことです。

「李下に冠を正さずで、政治に公正性がなければ国民の理解は得られない」
中谷元・前防衛相が地元の自民党支部大会で発言された言葉です。
ようやく自民党の中からも安倍一強への批判の声が出始めてきました。

忖度ばかりを求め、批判には印象操作で乗り切っていこうとする姿。
まるで「あせって、いばって、うかれて、えこひいきして、おごっている」ようだと。
それが「あせらず、いばらず、うかれず、えこひいきせず、おごらず」という忠告でした。

年を重ねれば重ねるほどに、上に立つことが増えていきます。
「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」と映るようであればいいのですが。
ということで、今週のテーマは「嫌な言葉に耳を傾けよう」です。