敬聴と対話〜コミュニケーション・トレーニング&ロールプレイング〜【臨床仏教師養成ワークショップ 第9講】
2018年9月25日(火)
吉水岳彦先生ご担当の臨床仏教師養成のワークショップ第9講を受けてきました。
「敬聴と対話〜コミュニケーション・トレーニングとロールプレイング〜」です。
座って聴く講義は少なめで三人で三種類の実話に基づくロールプレイング中心でした。
「視覚55%と聴覚38%を合わせた非言語93%が人の印象を決めるものであることを踏まえ姿形や佇まいを大切にする心構えを持つ」
「吐かれる言葉を一方的に我慢して受けないよう自分の感情も大切にしつつ相手にも配慮して相手に軸を置いた言葉遣いを心掛ける」
「いかなる相手に対しても無条件の慈しみの心を持ち未来には仏さまになる人であると思い仏さまにお会いするが如く接するように」
身体でも心でも相手を敬いゆるす心で自ら訪ねるように聴き聞くという恭敬聴聞を略して敬聴という言葉は尊く感じました。
それでも実際のロールプレイングは聴くのも演じるのも観察するのも簡単ではありませんでしたが学ぶことがたくさんありました。
違う立場を入れ替わりながら体験することで初めて感じられることが想像以上にあったのは貴重な経験です。
臨床仏教師の養成講座で次の段階に進む前に自分の覚悟を確かめてくださいという意味も見に染みて感じられました。
グループシェアのために信頼と安心の場を確保する指針は今現在のいろんな場面でも改めて心すべきご指摘でした。
吉水先生のお人柄があってこそ成り立つロールプレイングを体験できたことはとてもとても有り難かったです。
学べば学ぶほどに臨床仏教師の大切さと厳しさを実感しますが、それだけにさらなる学びを重ねたいという思いが募ってきています。