なくした大切な子どもについて語れる場

2026年6月3日(水)


今日の中国新聞に流産や死産や新生児死亡などで
お子さまを亡くされた親御さんのつどいの場である
福山天使の会さんの活動が掲載されていました。

取材が行われたのは先月中旬の交流会の日でして
昨年10月、12月と今年1月に続いてまたご縁をいただき
4回目の集いが私のお寺が会場となって行われました。

分かちあいの時間には私も同席させていただいて
参加者の皆さんから無理のない範囲でお子さまとのことや
今のお気持ちについてお話を聴かせていただいています。

時には話の流れで「どうしたらいいでしょうか」と
尋ねられることもありますので、そのときには
私なりに思うことをお伝えすることもあります。

けれども何か特別な答えを持っているわけではなく
多くの場合は皆さんのお話を伺っていくなかで
感じたことを言葉にしてお返ししているくらいです。

天使の会さんの活動のお手伝いをしているなかで
安心して話せる場があること自体が大きな支えに
なっているのだろうと感じることが少なくありません。

記事の中にも「忘れられていることが一番つらい」
という言葉がありましたが、亡くしたお子さまのことを
話せる機会はほとんどないのが現状なのでしょう。

ご本尊の仏さまがおられるお寺の本堂だからこそ
悲しみや寂しさや悔しさなど安心してありのままに
話しやすいと感じている方もおられるようです。

何かしらの苦を抱えて生きている方にとって
お寺の空間が誰にも言えない正直な気持ちを吐露できる
場となっているのは住職としてはありがたいことです。

必要としている方に天使の会のようなつどいの場が
あるということが届きますようにと願っていますし
そうしたお寺が増えていくといいなぁと思っています。