お供えに手を合わせながら課税を思う

2026年2月13日(金)


昨日はお檀家さまからお米をいただきました。
去年もいただいて仏さまにお供えしたのですが
今回は30kgの米袋が宅配便で届けられました。

今日は違うお檀家さまに果物をいただきました。
義姉さまからたくさん八朔が送られたらしく
お墓参りに来られるときに持参くださいました。

お寺へいただいたお供えなのでお米も果物も
ご本尊さまにお供えし、頼まれていませんが
お施主さまのご先祖さまのご回向もしました。

のどかな田園が広がる地域のお寺さまからは
季節になると農家の檀家さまからお米や野菜や
果物などがドッとお供えがあがると聞きますが。

まちのお寺だと自分たちで育てた作物などを
お供えいただくということはほとんどなくて
お裾分けのモノやお菓子やお花などが多いですね。

お供えということだと地域性もあるでしょうが
お布施ということになると時代の移り変わりで
今ではモノではなくお金がすっかり主流です。

お葬式や法事などのおつとめでお供えされる
お布施については宗教活動にあたることから
課税対象ではなく非課税になっているのですが。

お寺がやっていても物品販売をしている場合は
モノによって非課税と課税とが分かれていたり
駐車場などの収益事業は課税対象になっています。

ところが実態が乏しい宗教法人を隠れ蓑にして
名義上は宗教法人ながらも実質的には別の人たちが
収益事業を非課税処理した事件が摘発されていて。

活動している実態のない宗教法人が買収されたり
後継者がいなくなってお守りもされなくなった
宗教法人が不正に買い取られる事案もあるらしく。

こうした脱税や不正な事案が報じられるたび
宗教法人は非課税で坊主丸儲け云々と言われたり
課税見直しを求める声が強まったりするのですが。

先日、公明党と連立解消して臨んだ先の衆議院選挙で
自民党が圧勝したあと、高市総理が宗教法人への
課税の可能性に言及したと報道されたと聞きました。

一部の不正とか形骸化した法人などの事案のために
すべてのお寺や坊さんたちの活動が疑いの目で
見られてしまうことには複雑な思いがあります。

時代に合わせた制度の見直しが行われたとしても
仏さまにお供えされたお米や果物やお菓子までが
疑われるような世の中にはなってほしくありません。

仏さまに手を合わせる心を大切に受けとめつつ
これからの動きをしっかり見ていきたいと思います。