AIに裁かれるようになったら…

2026年2月11日(水)


ちょっと気になっていた映画を観てきました。
AIが検察も弁護も担って裁判をする近未来が
描かれている『Mercy / マーシー AI裁判』です。

凶悪犯罪が増加したロサンジェルスが舞台で
AIによる厳格な裁判所「マーシー裁判所」に
主人公が拘束されている場面で始まりました。

目を覚ましたら身に覚えのない妻殺しの罪で
起訴されていて、冤罪だと認めてもらうには
90分間の裁判で無実を証明しないといけなくて。

女性の姿をしたAIが裁判官でもあるのですが
検察官と弁護士と陪審員も兼ねているらしく
AIが判定する有罪率によって裁かれる設定でした。

AI裁判では世界中のデータベースにアクセスできて
証人と認められる人には電話や通話ができて
無実の証拠集めに協力してもらえるというのですが。

AI裁判官は淡々と事実を集めて状況証拠を固めて
いこうとするのですが、主人公は警察官であり
自分の直感から違和感を辿っていこうとしていて。

そこに登場人物の人間関係が絡み合っていたり
思いがけない展開になっていったりするので
結末は「えっ…そうだったの…」でしたね。

時間に追われる展開とスリルのある展開と
謎解きしていく展開が絡み合っているので
単なるエンタメとしても面白かったです。

もちろんAIが人間社会に広がっていったら
こんな世の中になってもいいのか…という
警鐘を鳴らす的な要素もあると思いますが。

これからAIに依存する度合いが増える一方で
思考プロセスが違うAIと人間はどっちの方が
正しいか…と考えさせられる映画でもありました。

原題のMercyは慈悲・情け・許しの意味ですが
「勘弁して!」というスラングもあるらしいので
ネイティブはタイトルから何を思うのでしょう。

もし本当にAIが罪を裁く時代がやってきたら
誰のために何を目的として人が裁かれるのか…
情けや許しからはかえって遠のくような気がします。

祝日の夜の時間帯で座席はガラガラでしたが
ものすごい速さで進化するAIがどうなっていくか
興味ある方はぜひご覧になってみてください♪