ただその場に一緒に居ること
2026年2月10日(火)

知人から共通の知人ご伴侶の訃報が入りました。
家族葬にされるというので、お通夜の開式前に
お別れの時間があると聞いてお悔やみに伺いました。
お焼香してお線香をお供えしてお顔を拝ませて
いただいたあと、しばらくお話を伺いましたが
お通夜が始まる前に失礼させていただきました。
ご伴侶を亡くされた知人は、しばらく前から
お目にかかるご縁があるたびに元気がなくなって
もの思いに耽りがちなご様子だったのですが。
亡くなられたご本人の希望で誰にも病のことを
知らせてほしくなかったから、ご家族以外には
病気のことを言えなかった…ということでした。
お通夜前の弔問と焼香に多くの人が来られていて
皆さんがお帰りになるから私も帰ったのですが
今日のお葬式にも伺って参列させていただきました。
お葬式のあとお別れがすんで出棺されるときに
喪主の知人の心の内が気がかりだったので
火葬場でのお別れにもご一緒させていただきました。
衣姿で伺っていたので火葬場の職員の方が
てっきり私が炉前のおつとめをするのだと
思ったらしく「それではどうぞ」と言われて。
知人が「違いますよ」と笑っていましたが
せっかくなのでおつとめしてお焼香したあと
棺を炉に入れるときもお念仏を称えました。
そこで失礼させていただこうと思ったら
「最後までぜひ一緒に居てもらえませんか」と
おっしゃるのでご一緒させていただきました。
最後に砂張のお鈴を一つ打ちながら一声の
お念仏を称えていたのが心に響いたらしく
「あれで本当に送れた」と感じたそうです。
だから収骨するまで見届けてほしかったらしく
待っている間に亡き方のご両親とご兄弟からも
在りし日のエピソードをいろいろ伺いました。
特に何かしてきたわけではありませんでしたが
ただその場に一緒に居ることがこんなにも力になる
ことがある、と教えていただいたご縁でした。