坊さんだって悩みは尽きない
2026年1月29日(木)

地元の浄土宗のお寺の坊さんが集まる会議があり
大きな議案もなかったのでサラッと終わったあと
新年ということで懇親を深める食事会がありました。
既にお寺を代替わりして住職を退かれている
先輩方が「最近は和気藹々としていていいよね」
とおっしゃるのを伺って「確かに」と感じました。
私がお寺に戻ってきて間もなかったころには
会議では余計なことは言わずに黙って座って
先輩方の話を聞くというのが暗黙の了解でしたし。
食事会でも自分から話を切り出すというよりも
基本的には先輩からお言葉をいただく側でして
話を振られたら返事をして話すような雰囲気でした。
でも今は会議でも誰が発言しても構わないですし
食事会でも先輩や後輩という関係性重視よりも
話をして親睦を図っていく雰囲気になっています。
笑い声が絶えない賑やかな食事会がお開きになり
親しい坊さんともう少しお茶して話をしようかと
思っていたら4人で二次会に行くことになりました。
昨年末に別の会で先輩に連れて行ってもらった
美味しい飲み物を出してくれるお店を訪れたら
オリジナルのノンアルカクテルを出してもらいました。
カウンターに4人並んで座って話をしていたら
いつの間にか各々がお寺を継いた経緯の話題や
次の世代にお寺を引き継ぐことの話題になって。
私は自分が生まれ育ったお寺に戻ったのですが
他の3人はみなさんご縁があって今のお寺に
入っているのですがご事情はさまざまでした。
直接的な世襲ではないご住職さまたちなので
次は誰にどういうかたちで引き継いでもらうのが
いいのかをそれぞれ考えておられたのですが。
まだ当分先の話とはいいながらも頭の中では
さまざまな可能性を考えては悩んでいるらしく
「どうしたらいいですかね?」と尋ねられました。
どれだけ可能性を広げて想定してみたとしても
その時にならないとどんなご縁が紡がれるのか
将来のことは誰にもわからないし答えは出ません。
世間では「お坊さんは迷いなく生きているだろう」と
思われるかもしれませんが、坊さんも人間なので
日々さまざまな悩みを抱えながら暮らしています。
でもこうした悩みをきっとわかってくれるだろう
と思って打ち明けた相手も坊さんだったという
悩みは尽きないぶっちゃけトーク満載の夜でした。