片方から聞いた話だけで判断しない
2026年1月2日(金)

昨年の暮れに頼まれてお葬式をおつとめしたとき
お通夜なしで初七日もなしというご要望だと
葬儀社さんから聞いて、そのまま承りました。
戒名は授かりたいとご要望なので喪主さまに
電話をかけていただいて故人さまのことを
伺った話からお授けしてお葬式をしました。
お葬式の前に喪主さまとお話をしたあとで
差しつかえなければお通夜をされなかった
理由を聞かせていただけないかと尋ねたところ。
喪主さまは単身赴任で広島を離れているそうで
訃報を聞いて戻ってきたときには父と妹だけで
葬儀社と打合せしたときになしになったらしく。
前日夜にご近所の方が弔問に来られたときに
「なんでお通夜しなかったの?」と尋ねられたけど
戻ったときにはそう決まっていたと伝えたそうです。
大晦日に喪主の妹さんからお寺に電話があって
「初七日をしてもらいたいのですが頼めますか?」
とおっしゃるので初七日当日にご自宅へ伺いました。
ちょうど昨日の元旦が初七日だったのですが
喪中だから正月でも構わないとおっしゃるので
私も差しつかえなかったのでお参りに行きました。
初七日のおつとめをしたあとで妹さまに話を伺うと
お葬式の打合せをしていた流れのなかで通夜なし
ということで初七日も自然となしになったらしく。
でもしないままで済ますのは気になるからと
お寺に電話したら初七日をしてもらえるなら
ぜひ自宅に来てしてもらいたいと思ったそうです。
お父さまのご自宅に中陰棚があるので伺ったら
妹さまだけでなく喪主さまも正月休みで帰省していて
同席されていたので三名と一緒のおつとめでした。
お葬式のときお父さまと妹さまからは故人さまの
お話を伺えていなかったのですが、初七日のあと
いろいろなお話を三名から伺うことができました。
お葬式だけだった理由はあえて聞きませんでしたが
喪主さまのお話だけから何となく想像した状況は
実際の状況とは違っていることが結構多かったです。
特定の誰かの話だけで状況を判断するのではなくて
関係する皆さまそれぞれに話を聞いてみないことには
全体像を把握しづらいなぁと改めて感じたご縁でした。