過去を正解としていく生き方
2025年12月25日(木)

高校生のいるお母さんとお祖母さんのお二人と
お話をしていたとき、流れのなかで話した言葉に
「良いことを聞かせてもらった」と言われました。
息子さんが高校3年間を部活に精を出したくて
選んだ高校がお祖母さんのお宅の近くにあるけど
住んでいた自宅からは通学するには遠かったので。
お祖母さんの家にお母さんと息子さん2人が
部活に集中するため3年間限定で住まわせて
もらうことにして引っ越しているのだそうです。
お母さんにとっては生まれ育った実家ですが
結婚して家を離れてから何十年も経っていて
母と娘としての共同生活は久しぶりのことでした。
お祖母さんは何でもすぐに行動するタイプだけど
お母さんは考えてからでないと動かないタイプで
共同生活が始まったころは衝突することも多くて。
でもお祖母さんは思ったことをすぐ口にするので
何かあると言い合いになることも多かったけど
そのうちお互いのことを理解するようになっていき。
お互いの性格の違いが少しずつ歩み寄る感じで
お互いにとって良い影響を与え合っていって
今では共同生活できて良かったと思っておられます。
という話を伺っていたときに私がポロッと口にしたのが
「自分ではこれが一番と思ったものを選んだはずだから
選んだものが正解だったと思えるのがいいですよね」でした。
「そうか、そうですよね」とお祖母さんもお母さんも
妙に納得したような顔になってお互いにお互いを見て
微笑まれたのですが、何があったかは突っ込みませんでした。
その代わりに「何かあったとき、あっちの方が良かったかも…
と思いがちですが、でもそのときに選んだものの方が
そのときは良かったから選んだはずなんですよね。
だから振り返って後悔することがあってもいいけど
でも選んだものが正解だったんだと思えるように
生きていくというのが大事だと思いますよ」と申し添えました。
そんなにすごいことを言ったつもりはなかったのですが
「今年の最後に良いことを教えてもらいました」と
お二人とも感動されていたので、何か心に響いたのでしょう。
全くそんなつもりはなかったのですが、もしかしたら
衣姿のお坊サンタからの贈り物となったのかもしれません♪