宗派の枠を出て見つめ直す話を聴く

2025年12月2日(火)


毎年恒例で開催している県内浄土宗僧侶向けの
講習会を企画運営する地元担当の責任者として
まずは初日を無事に終えることができました。

昨年度に浄土宗開宗850年を記念して行った
地元の講演会でお招きした平岡聡先生を再び招いて
今回は浄土宗と他宗を比べるお話をいただきました。

1コマ目は先生の著書の一冊『南無阿弥陀仏と
南無妙法蓮華経』を元にしたお話をしてくださいと
お願いしたもので法然さんと日蓮さんの比較でした。

といっても単純に二人を比較するのではなくて
二人の共通点と違いを見つめることで浮かんでくる
法然さんとお念仏の輪郭を描いていただく内容です。

オンラインで日蓮宗と真宗の友人のお坊さんと
少しずつ読み進めながら何度も語り合ってきたのが
糧となってスゥーっと入ってくるお話でした。

2コマ目も先生の著書の一冊『禅と念仏』を元に
両者に目を向けることで浮き彫りになってくる
法然さんの念仏思想についての内容だったのですが。

こちらは本を読んでいてもそうでしたが話を聴いても
輪郭が大きすぎて捉えにくいところがありましたが
興味深い視座や学びがたくさんあったお話でした。

夜は円卓を囲んで食事して懇親を深める席があって
講師の平岡先生にもご参加いただけたおかげで
一方的に話を伺う研修とは違った面白味があって。

同じ円卓を囲んだ新役員からもさまざまな話題を
振ってくださったおかげで大変盛りあがりました。
ということで無事に一日目の講習会が終わりました♪