お彼岸から半月後の中秋の名月

2025年10月6日(月)


今年は今宵の満月が中秋の名月だそうです。
なんとなく9月というイメージがあるので
10月にずれ込むとちょっと変な感じがします。

中秋の名月がどう決まっているのか気になって
調べてみると、秋分の日より前の新月の日から
数えて15日目の夜に昇ってくる月なんですね。

そのため必ずしも満月じゃないこともあるし
新月しだいで10月にずれ込むこともあるけど
今年は一番遅い名月ということになるんですね。

でも例年になく長く暑い夏がようやく終わったと
ようやく感じるようになってきたところなので
今宵くらいが季節感的にはいい感じな気がします。

毎年お天気が良ければビルのお寺の屋上に
ススキと花に団子や果物などをお供えして
月が昇ってくるのを待つのが母が好きでして。

幸いなことに今年の広島は晴れてくれたので
東の空から出てきた月が近隣のビルよりも
いい感じに昇ったところで写メしてみました。

まだ幼稚園に通っていたころの写真を見ると
祖母がお供えを用意してくれた前で私と弟が
二人して変な顔をしてポーズを取っていました。

あの頃は祖母がお月見の用意をしていたのを
今では母が用意をするようになっていますが
いずれは私の出番がやってくるんでしょうね。

浄土宗の宗歌になっている法然さまの和歌では
満月の光を阿弥陀さまのお慈悲の光に譬えるので
月を眺めるとお浄土の亡き方を思い出すんですね。

ビルの上まで昇ってきた満月を写メしたあと
満月を仰ぎ見ながら祖母のことを思い出して
手を合わせお念仏してからお団子をよばれました♪