お盆がくる前に盆塔婆の準備を

2025年8月9日(土)


広島のお盆といえば盆灯籠が独特の風物詩ですが
私のお寺では母がお寺に入ることになったときから
盆灯籠をやめて盆塔婆をお供えいただいています。

最近では盆灯籠の代わりに厚さ8mmくらいの
盆塔婆がスーパーやコンビニでも売られていて
お墓参りのときに立てている方が増えています。

お店で売られている盆塔婆はお墓に立てるので
厚みがあるのですが、私のお寺で用意している
盆塔婆は厚さ1mmの薄い経木塔婆になります。

お寺の納骨堂では、お骨を納めている扉の表側に
家紋と名前入りの透明プレートが取り付けられていて
間に経木塔婆が立てられるようになっています。

お寺で用意している経木塔婆はお盆用のもので
朱の三宝印と蓮台印の上に文字が書かれていて
すべてお寺で印を押しているオリジナルです。

例年だと7日から9日の間くらいにその年の
お盆にお供えいただく分を用意しているのですが
今年は曜日の関係もあって押印できていませんでした。

8月に入ったころからお盆の塔婆を立てたい
というお参りの方があるので前年の余り分を
出していますが、年々ご要望が増えてきていて。

今日から三連休ということでお墓参りの方が多く
すでにお盆前に足らなくなりそうな感じなので
あわててお盆参りが終わった夜に残業しました。

他所のお寺では塔婆の押印を印刷してもらって
手仕事を止めたというところが増えてきていますが
今年のように慌ただしいと痛いほど気持ちがわかります。

業者さんに頼んで塔婆に印刷してもらうと楽ですが
楽をし過ぎるのも良くないような気がするので
お寺で押印することをなるべく続けたいですね。

ちなみに夜遅くまで頑張ったご褒美はハーゲンダッツでした♪