なぜ生き延びることができたのか
2025年8月8日(金)
今日のお盆参りのとき、お経のあとでしばらく
おしゃべりをしているたら、ある方がおっしゃいました。
「私は不摂生な暮らしだけどまだ生きているんだよね」と。
80代のその方は昔からのヘビースモーカーで
今でも愛煙家なのですが、健康診断を受けても
特にどこも身体に悪いところはないそうです。
「摂生しているのに長生きでない人もいるけど
不摂生にしていても私は平均寿命を超えられたのは
どういうことなんだろうね」と尋ねるように言われて。
そのとき8月6日夜のNHKスペシャルを思い出しました。
広島に投下された原爆の爆心地から半径500m以内に
いながら奇跡的に生き延びた人たちの特集でした。
80年前のあの日に何を体験し、戦後をどう生きたのか
彼らが語った音声テープの内容の一部が放送されて
「なぜ生き延びたのかわからない」と語っておられました。
同じような場所にいて同じような状況から避難して
火の手から命からがら逃げ延びることができても
ほとんどの人は避難先で亡くなっていかれたのに…と。
奇跡的な偶然がいくつも重なったことによって
半径500m以内でも生き延びることができたのでしょうが
一つには生まれ持っての身体の丈夫さがあったと思います。
身体のことを全く気遣わず不摂生に暮らしていても
大病を患うことなく元気で生きていられるというのも
親からいただいた身体の丈夫さがあってのことでしょう。
NHKスペシャルの話を紹介したあと「身体の丈夫さが
長く生きることができる要因の一つじゃないですかね」
と申しあげたら「きっとそうだろうね」と笑っておられました。
幸い私の両親は二人ともまだ健在でいてくれるので
両親を丈夫に生んでくれた両方の祖父母に感謝ですね。
次のお墓参りのとき感謝の気持ちで手を合わせてきます。